今日は、今年度第1回目の女性起業家体験談サロンを開催しました。
お招きしたのは、株式会社NOOM代表の若狭直美さんです。
若狭さんは、競争が激しい化粧品業界の中で、ターゲットとブランドコンセプトを明確に絞り込み、
2007年から、「月」をテーマにした基礎化粧品を開発し、生産、販売まで手掛けています。
パワフルで、きさくなお人柄とお話しぶりで、参加者の方々も、
わたしたちスタッフも身を乗り出すようにして、話に聞き入ってしまいました。
商品開発をする上で、まず大切なのは「ターゲットをどこに絞り込むか」。
若狭さんは、大手化粧品会社のビューティカウンセラーとして永年勤務した経験値から
「本物志向の40代の女性」に絞り込み、
その顧客像が買う基礎化粧品の価格帯、ブランドコンセプトや
ストーリーをつくっていったとおっしゃいます。
実際に商品をOEM生産する工場を見つけるのは、やはり大変だったそう。
でも、「品質」「素材」など、絶対にゆずれない線がご自身の中で明確だったからこそ、
最後には、高い品質の商品を小ロットでも生産してくれる工場を、見つけることができたのでしょう。
「妥協したら、いいものはつくれません」とキッパリ。
販売方法では、在庫リスクは取れないと判断し、
初めからネット販売オンリーで、工夫を重ねて売り上げを伸ばしてこられたとのこと。
最近、@コスメにも掲載されたそうで、問い合わせの件数が大幅に増え、
ビジネスの新たな転換期に入ったようにお見受けしました。
参加者からは、
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● OEM生産のロット、金額、パッケージなど、具体的なお話しが聞けて大変役立った。
● メンタルな面でのアドバイスも実感がこもっていて、心強かった。
● 化粧品をつくる行程や、ブランドづくりのコンセプトなどがためになりました。
など、たくさんの感想をいただきました。
今日の参加者の方々は、エステやネイルサロンの経営者やアロマセラピスト・講師業の方々のほか、
フェアトレード、オーガニック/ナチュラルコスメなどに関心の高い方が多く、
活発な質疑応答が行われました。
「顧客満足度」を大事に考えていらっしゃる若狭さんならではの、
商品の売り方、ファンのつくり方などもとっても参考になりましたが、
何より、若狭さん自身が、いろんなアイディアを試し、柔軟に、楽しみながら、
NOOMを経営なさっている様子に、 パワーをもらいました。
若狭さん、ご参加くださった皆さま、楽しい時間をありがとうございました!
【女性起業UPルーム スタッフ】