手作りのお菓子やパンを製造販売したいというプランで 起業準備相談に来られる方は
比較的多くいらっしゃいます。
製造場所については 管轄の保健所の
「菓子製造業」の営業許可を取得する必要があります。
作り手の方については
「食品衛生責任者」という資格が必要です。
(調理師免許や製菓衛生師免許で代用できるようです。)
この、製造場所の許可をもらうにあたって
自宅のキッチンや居間などの生活空間と完全に区別できていることや
別途手洗い器やシンクが必要であるなど、必要な施設の基準がハードルが高く
それを満たすための改装費用や それが可能な場所の確保で
苦労される方が多いですよね。
そんなことから、現実的なところとして、許可を得ている飲食店の定休日を借りて作り始めることを第一段階とされる方も多いです。
女性起業家たまご塾 第7期に参加されていた
あだちパン という パン教室&パン工房を開設されたあだちさんは
知人のマンションの一室を改装する形で
「菓子製造業」の営業許可を得た 工房を無事 作り上げて
スタートされました。
それまでの道のりをブログでつづっていらっしゃるので
とっても参考になると思います。
ただ、あだちさんの場合は、知人の方のマンションだったことで おおがかりな改装が許可されたラッキーなこともあったかも知れません。
通常、賃貸マンションを借りる場合は 退去時に「現状復帰」 が条件になることがほとんどであることから
飲食店の居抜き物件を探すことが 近道になることが多いようです。
そんなことも踏まえて
でも、やっぱり『実体験』に基づくお話は、とても参考になると思いますので ご紹介しておきます。
パン教室もなさっているので、現場視察も兼ねて、ぜひお邪魔してみてください。