女性起業家たまご塾第13期修了生の増島佐和子さんから嬉しいご活躍の近況報告をいただきました!
女性起業家たまご塾当時は、学童保育に通う子供たちと親とのコミュニケーションの時間を作るべく、食育イベントなどを企画開催されていましたが、並行してアイデアとしてお持ちだったPTA業務の効率化を進める事業を、その後、神奈川県が開催する、社会課題解決型事業の支援プログラム、KSAP(かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム)に参加して進めていらっしゃいます。
『PTA’S(ピータス)』という名前での取り組みは、保護者の作業的な負担が大きかったPTAの業務を、登録する企業とつなげることでアウトソーシングしていく流れを作ろうというもの。
ご自身も小学校のPTAの役員を経験される中で感じた疑問と必要性から形にされています。
全国で登録PTAの数は100を超えられました。
最近、これまでのPTAのあり方に一石を投じようとするこの活動に共感して、いろんな新聞社やメディアでの取材・掲載が続いています!
これまでの掲載実績は、ざっとこんなところ。
●2021年5月28日付『日本経済新聞』夕刊 「PTA改革 コロナ禍で進む」
●2021年6月25日付『西日本新聞』「PTA改革 先駆けに学ぶ」
●「日本初!PTAと企業のマッチングサイトPTA’S(ピータス)ついにPTA登録数100を突破!」
●8月3日(火)配信『東洋経済オンライン education×ICT』【コロナ禍のPTA「オンライン化」で前例踏襲に変化】
●2021年8月13日『東京新聞/中日新聞』プロに外注・負担軽減
素晴らしいですね!
私自身も、子どもが小学校の時には、一人の子どもに対して1回ずつ1年間のPTAの役員が義務付けられていて、何年生の時にやるのか紙に書いて提出するような仕組みがありました。
参加するように言われて仕事のスケジュールを空けて参加した運動会の準備作業で待っていたのは、
なんと、運動会の看板の周りに飾る花紙で花を折る仕事でした。
「PTAは保護者全員参加」の主旨はいいけれど、これがPTAに関わることになるのかしら?と。
私のようにフリーランスでスケジュールが調整できる仕事ならまだしも、
正社員で働いている方にとって、必須と言われて参加する仕事がこれでは「関わりたくない」と敬遠される保護者がいてもしかたがない。。。と思った記憶があります。
PTAは、学校や先生と子供との間に立って行事などの運営をサポートする役回りになることもありましたが、
あの頃から15年近くたち、フルタイムで働く母親が増えて、PTAの業務についての意識もきっと変わる時期にあるでしょう。
増島さんのようなお母さんが、変える力になってくれると頼もしいですね。
以前、別の女性起業家さんで保護者が外国人の家庭をPTAで学校との間を橋渡しをしようとされていた方もいらっしゃいました。これも素晴らしい取り組みだなと思いました。
学校と子供たちの間に立って、地域に関わるPTAが本当に果たすべき役割は何だろうと考えさせられますね。
毎年役員が変わるので、大変流動的な組織ですから難しさもありますし、「副会長は女性だけど会長は男性に」とかそんな変な役割分担も一部地域には強かったように思います。これも少しずつ変わっていくでしょう。
ご活躍応援しています!
増島さんと同期の13期の皆さんをご紹介しているページはこちら。
(女性起業UPルーム ナビゲータ 吉枝 ゆき子)